ひな祭りが近づいてくると、ひな人形を出そうか出すまいか、ちょっと悩みませんか?
7段飾りとなると、引っ張り出すだけでも時間と手間がかかるので、なんとなく億劫になりそうです。
でも、ひな祭りの人形は、お子さんの成長をお祝いするためのものですので、出してあげたいとも思いますよね!
この記事では、ひな祭りの人形はいつからいつまでに出すのがいいかについてや、片付けや処分についてご紹介します。
ひな祭りの人形はいつからいつまでに出すのが良い?
ひな祭りの人形は早く片付けないと、婚期が遅れるという話は有名な話ですよね。
では、ひな祭りの人形はいつから飾るのがいいのでしょうか?
絶対に、この日!っていうのはないんですが、一般的には立春(=節分の翌日)を過ぎるとひな人形を飾るそうです。
節分が終わってから、遅くてもひな祭りの1週間前までに出しましょう。
でも、意外と飾っておける期間が短いんですね。
また、絶対にこの日にひな祭りの人形を出してはいけないと言われる日があります。
それは、3月2日・・・!
ひな祭りの前日ですね。
これは、ひな人形をひな祭りまでの1日だけ飾ることは「一夜飾り」と言われ、縁起が悪いとされています。
一夜飾りはお葬式を連想させるから縁起が悪いんです。
ひな祭りの人形の片付けは啓蟄の日がベスト!
ひな祭りの人形の片付けは、いつまでにしないといけないかというと、啓蟄(けいちつ)の日の3月6日頃がベストとされています。
2020年の啓蟄の日は3月5日です。
先ほど言ったように、早く片付けないと婚期が遅れるといいますが、ひな祭りの前後1日は触らずそっとしておいてから片付けた方がいいですよ。
絶対に啓蟄の日に数えないといけないわけではないので、遅くても3月中旬までには片付けましょう。
そして、ひな人形の片付ける時には、お天気を気にする方がいいそうです。
人形にとっては、雨降りで湿気がある日よりも、お天気の良い日の方が、湿気が少なくて長持ちしますから、
片付ける日が天気が良い日かどうかも確認するといいでしょう。
ひな祭りの人形の処分は供養やリサイクルなどの方法がある!
ひな人形は、女の子がお嫁に行く、もしくは立派な女性に成長すると、その役目は終わります。
役目を終えたひな人形は、どうすればいいでしょうか?
捨てるのは簡単ですが、ひな人形は安いものではないので、捨てることに抵抗はありますね。
ひな祭りの人形を処分することを真っ先に考えるよりも、供養してもらったり、リサイクルに出すなどの方法も検討してみましょう。
そもそも、ひな祭りは「人形(ひとがた)」または「形代(かたしろ)」と呼ばれる、人の姿をかたどったものに、
穢れを移して災難から逃れる厄除けの儀式がもとになっています。
つまり、ひな人形はお子さんを守ってくれるお守りのような存在なんです。
そんなご自身のひな人形を、子供や孫である他の人や全くの第三者にあげてはいけません。
でも、役目を終えたひな人形をそのまま飾り続けることは問題ありませんので、実家にひな人形を戻して、実家で飾ってもらうことも可能です。
ひな祭りの人形は何歳まで飾るという決まりはない!
ひな祭りの人形は何歳まで飾るという決まりはありません。
ひな人形の役目を終えたといわれる、本人が結婚した場合も、その後ひな人形を飾っても問題はありません。
花嫁道具として、嫁ぎ先に持っていって飾っても構いません。
ただし、ひな人形の持ち主が結婚してその子供ができた時は、その子の為のひな人形を用意してあげないといけません。
親と子供のひな人形を一緒に飾ることも、問題はありません。
ひな祭りの人形は長く飾っておくのはやめよう -まとめ-
この投稿をInstagramで見る
ひな祭りの人形は、節分の翌日の立春からひな祭りの2週間前までには出してあげるといいでしょう。
そして、ひな祭りを終えて、片付けるときは啓蟄の日の3月5日ごろから3月中旬までには片付けておいた方がいいです。
ただし、人形にとっては、日にちも大切ですが、その日がお天気かどうかを気にすることで、ひな人形が長持ちするでしょう。
昔から、ひな人形を早く片付けないひとは婚期が遅れると言われていますが、それは、
- 厄をうつした人形をいつまでも身近に置かずに、早く遠ざけて厄を払う方がいい
- 片付けも満足にできない様なら、いいお嫁さんになれない
といった説があるからなんです。
いずれにしても、時期はある程度守って飾ってあげた方がいいでしょう。
● 関連記事 ●


コメント